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【要約】集中力を鍛える私の方法 高橋浩

集中力を鍛える私の方法 高橋浩

子供の集中力を伸ばすには親はどうすればいいか

子供の集中力を妨げる親の態度というものを整理してみると次のようになります。

第一に親の身勝手。子供がこれから勉強しようと思っているのに「お使いにいってきなさい。」と言う。これでは子供のペースも乱れる。子供には子供の生活リズムがあるのに親の勝手な都合で子供のペースを狂わせてはいけない。子供が集中できなくなってしまう。

第二に、子供と一緒に何かをやるという態度に欠けていること。子供から勉強に関連することを聞かれても「今、忙しいから後で…」などと突き放してしまう。それで自分はテレビを見ている。こういうことは子供の集中力を妨げる。

三番目は「勉強時間が短い、もっと長くやりなさい」とか言って、子供を机の前に長い間、縛り付けておこうとする。これでは、いけない。子供の集中力の持続時間は長くないからだ。小学生で30分、中学生でも1時間くらいしかないのだから。勉強だけでなく、ときどき休憩を入れることも必要なのである。

四番目は勉強した結果に対して評価が厳しいこと。「ダメよ、こんなことじゃ」とか「こんな成績をとってきて」というように、やたら水準を高くして子供を叱る。こういうことはいつも親に叱られはしないかという不安を子供に与える。

最後は、家庭生活のバランスの問題である。家庭で夫婦仲がよくない、あるいは夫に愛情を要求しながら、外食ばかりなど、言っていることと、やっていることが違う。こういうアンバランスな家庭生活は子供の心を落ち着かせなくしたりして、集中を妨げる潜在的な原因になる。

「好きなものに夢中になる」ことが出発点だ

子供には好きなもの、興味のあるものを与えれば、集中力はおのずと出てくる

子供が興味を示すのは遊ぶものばかりではない。むしろ子供というのは、子供のためのオモチャよりも大人の道具(パソコン、一眼レフカメラ等)に非常に興味を持つものだ。

集中力が持続しない子供

集中力が持続しない子供は、1人で遊ばせないで、できるだけ上下関係のあるグループで遊ばせるなり、勉強をさせることが望ましい。

要するに集中力をつけるためには、初めに集団でやるという環境づくりが必要なのである。そして、その中で相手に対する責任感、義務感を負わせる。よりかかる立場だとダレて持続力もなくなるが、よりかかられる方はそうもいかないから持続力がつかざるを得ない。

子供に義務感を負わせるのはいいことである。漠然と「本を読みなさい」というのではなく、「本を読んだら話の内容を教えてね」と言うようにする。