第1章 裕福になることを考える
ルール1 お金は誰にでもつくれる
ルール2 あなたにとっての富の定義を決める
自分がつくった財産(資本)で生活しないようですむようになって初めて、十分に稼いでいると言おう。資本の利子から生じる利子で生活してこそ自分は裕福だ、と考えたのだ。
ルール3 目標を定める
ルール4 これから実行することを人に言わない
ルール5 たいていの人が裕福になれないのは不精だからである
ルール6 お金に対する固定観念とそれがどこからきているかを認識する
ルール7 富は褒美ではなく仕事の成果だということを理解する
ルール8 お金を敵でなく味方と思う
ルール9 どうしてお金が欲しいのかを考える
ルール10 お金がお金を生むことを理解する
ルール11 お金だけで人生の問題を解決できるわけではない
ルール12 仕事を楽しんで十分睡眠をとっても稼ぐことはできる
ルール13 悪者になってまでお金を稼ぐな
ルール14 お金と幸せの関係を理解する
ルール15 物の値段と価値の違いを知る
ルール16 お金持ちの考え方を知る
ルール17 他人の持っているものをうらやむな
私は大金持ちに会うと、その人がどうやってそれほどの財を築くことができたのか、そしてそのやり方を私も真似できるかどうかを考える。
ルール18 お金の管理より自己管理のほうが難しい
第2章 裕福になる
ルール19 まずは現状を把握する
ルール20 計画を立てる
ルール21 家計を管理する
ルール22 お金持ちになるには身なりから
ルール23 時間と努力と人生を投資する
ルール24 許容できるリスクの範囲を決める
ルール25 信頼できない人とは取引をしない
ルール26 お金持ちのなるのに遅すぎることはない
ルール27 貯蓄は若いうちから始める
私の体験からいうと、最初から“数値”を設定しておけば、あれこれ考えずに比較的たやすく貯蓄できるようになる。私が決めた数値は50%だ。収入があったら、すぐにその半分を定期預金に入れる。考えることすらしない。
大金持ちの多くが、財産の管理について、かなり若いときから叩き込まれたと言っている。これは富を得るための重要項目らしいのだ。
ルール28 経済的なニーズは人生の段階によって変わるものだと理解する
ルール29 たくさん働かなくてすむほど稼げるようになるには、相当な努力を続けなければならない
ルール30 取引の技術を身につける
ルール31 交渉の技術を身につける
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それ以下の条件には乗らないという下限を決めておく
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目的や目標、求めている結果が何かをはっきりさせておく。なんのために交渉をしているのかわからないなら交渉の意味がない。
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常にwin-winの関係を目指す。
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交渉の対象となるものだけがその影響を受けるわけではない。情緒的にも多大な影響を及ぼすものであるということを心に留めておく。
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各項目の重要性を把握する。あきらめられるものもあれば、これだけは譲れないというものもあるだろう。
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別のものを確実に手に入れるために、何かを断念する覚悟を常に持つ。柔軟で自由な考え方が必要だ。
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交渉を始める前にできる限りの情報を入手しておく。交渉の場面では、知識は力である。
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交渉相手が発する言葉と同じくらい、相手の言語化されない表現を理解しようと努める。身振り、手振りや表情をよく観察すること。
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冷静に辛抱強く交渉に当たる。
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交渉を始めた時点で欲しかったものすべてを得られる取引にする。交渉成立後に条件に満足できないことに気づいても、一度サインしてしまった契約を取りやめることはできない。
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交渉を始める前に、相手が何をしたがっているのか(特定のものを売りたい、交換したい、譲りたいなど)、そして何を欲しがっているのかをすべて調べ出す。自分の要求はできるだけ公開しない。
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譲歩をするなら交換条件を出す。
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割引、受け渡しや支払方法、段階や期間などに豊富な選択肢を用意する。
相手を納得させられる範囲で、あなたにとって最も良い条件の取引を目指す。あとから低い条件を受け入れてもらうのは簡単だが、条件を引き上げるのは不可能に近い。
ルール32 小さいことにケチケチすると、お金持ちにはなれないばかりか惨めな気持ちになる
出費の管理をするのは良いことだが、お金をまったく使わないのは良くないのである。うっかり無駄な出費(お金の漏出)をしてしまわないように気をつける必要はあるが、人生を豊かにしてくれるほんの小さな幸せを断念するべきではない。
ルール33 自営のほうが儲かるとは限らない
ルール34 お金に関する決断は早いほうがいい
ルール35 お金はいらないという態度で働く
ルール36 支出は収入の範囲内に抑える
ルール37 どうしてもほかに手立てがないとき以外はお金を借りない
ルール38 ローンの一本化を検討する
ローンの一本化を宣伝している会社の広告には断じて乗らないこと。そのような広告はお金はあっても常識がない人を対象にしていることを肝に銘じてほしい。
ルール39 のちのち収入となって返ってくるスキルを磨く
ルール40 ローンや借金の返済を最優先する
ルール41 生活費を稼ぐのに手一杯な生活から脱出する
お金のためだけに働くなら、できるだけ稼げる仕事を選ぶのが懸命である。
ルール42 少しずつ貯めるより、まとまったお金を貯蓄したほうが得なのか
ルール43 借りるより買ったほうがいい
ルール44 投資とは何かを知る
ルール45 資本をつくり、賢く投資する
ルール46 長期的に見て、投資を分散させる
ルール47 売る技術を磨く
ルール48 常に勝てると思うべきではない
ルール49 株取引の仕組みを知る
ルール50 わからない株(または物)は買わない
ルール51 プロの投資顧問を利用する
ルール52 プロの手を借りるなら仲介手数料ではなく相談料を支払う
プロのファイナンシャルアドバイザーもふたつのタイプに分かれる。(A)あなたの資産運用を考える人と、(B)あなたに商品を売りつけようとする人だ。(B)タイプのアドバイザーには決して近寄らないように。
ルール53 いったん投資をしたらいじらない
ルール54 長期的な視野を持つ
ルール55 毎日決まった時間を裕福になるために費やす
ルール56 細かい部分をチェックする
ルール57 副収入を得る方法を考える
ルール58 もしものことを考える癖をつける
ルール59 衝動買いを抑える
ルール60 一攫千金を餌にした広告には乗らない
ルール61 秘密は買えない
ここで信じることのできる唯一の秘密は、毎分毎秒のようにこういう勧誘に乗ってしまう人がいる、ということだけである。
ルール62 本書を読むだけでは何も変わらない
第3章 もっと裕福になる
ルール63 家計の健康診断を定期的に行う
ルール64 マネーアドバイザーを持つ
ルール65 勘を働かせる
ルール66 くつろいでいる暇はない
ルール67 できないことは人にまかせる
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誰に何かをしてもらいたいかをはっきり決める。
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具体的に何を頼み、それに対して報酬をいくら支払うか、そしてその仕事にどんな指針を設けるかを明確にする。
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選んだ人を大切にする。相手も人間である。便利に利用するだけではいけない。
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必要な情報は漏らさず与え、やる気を鼓舞する。あなたに忠誠心を持ってもらえるようにしたい。
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あなたの長期的戦略を話す。あなたと相手の相互の将来に関係のあることだ。
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もしもミスが起こったら(人間、誰でもミスを犯すことがある。多分私以外は)
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四六時中褒める。賞賛ほどやる気を起こさせるものはない(お金はまた別である)。
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現実的な目標を設定し、無理な期待はしない。
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いい手本になる。そして尊敬される人になる(誰もつまらない人間のために働きたいとは思わないからだ)。また、自分自身に求める基準も高くし、その基準に合う人間になれるように努力したい。
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あなたは友人ではなく、雇い主であることを忘れない。威厳を保ち、距離を持って接するようにする。
ルール68 自分を知る
ルール69 好機をつかむ
ルール70 すぐにお金持ちになろうとしない
ルール71 あなたのお金で得をしようとする人に気をつける
ルール72 お金を賢く管理して有利に生かす
ルール73 投資対象を手放すタイミングを知る
ルール74 引き際を知る
ルール75 貸借対象表を読む力を身につける
ルール76 賢く節税する
ルール77 資産を有効運用する
ルール78 支払われる給与が自分の価値だと思わない
ルール79 人と違う道を行く
第4章 裕福であり続ける
ルール80 品質の良い物を買う
ルール81 細かい文字に目を通す
ルール82 お金が入る前に使ってしまわない
ルール83 老後のために貯蓄する
ルール84 万一に備え、予備表を用意する
ルール85 いい物を安く買うためには比較検討を怠らない
ルール86 友達や家族からは決してお金を借りない(投資は例外である)
ルール87 持分を譲渡しない
ルール88 やめるタイミングを知る
第5章 富を共有する
ルール89 財産を賢く使う
ルール90 あげるつもりがないなら友達や家族にはお金は貸さない
ルール91 お金を貸すより持分を購入する
ルール92 墓場には持っていけない
ルール93 いつどのように断る(または要求を受け入れる)べきかを知る
ルール94 恩に着せずに人にお金をあげる
ルール95 過保護にならずに子どもにはお金の苦労をさせる
ルール96 どの慈善事業に寄付するかを考える
ルール97 自分のお金は自分で使う
ルール98 アドバイスを得る前に自分に責任を持つ
ルール99 お金持ちであることをひけらかさない
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派手な高級車は買わない。
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城や大牧場さながらの大邸宅には住まない。
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けばけばしくしない。
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見せびらかしたり、きらびやかに飾りたてたりしない。
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衝動買いはしない。
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野生の動物をペットにしない。
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鳥を買わない。
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自家用ジェットを持たない。
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海外でパーティーをするためだけに親戚全員分の航空券を買わない。
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美人で若い花嫁を迎える自分の何度目かの結婚式に出席させるべく、親戚の海外旅行を手配しない。
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大きなダイヤモンドなど、目立つ宝飾品を買わない。強盗や泥棒の格好の標的になるだけである。
資産がどのくらいあるか、あなたにどのくらいの価値があるのか、またどのくらい稼いでいるかを絶対に人に話さない。
ルール100 繁栄への道を信じて進む