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【要約】脳の仕組みと科学的勉強法

脳の仕組みと科学的勉強法 池谷裕二

「経験記憶」と「知識記憶」の違い

自分の過去の経験が絡んだ記憶のことを「経験記憶」。何かきっかけがないとうまく思い出せない知識のような記憶のことを「知識記憶」と言います。

耳の記憶は目の記憶より強い

耳を使った学習は、目だけを使った学習より効率が高い

「方法記憶」は忘れにくくて根強い

知識記憶も経験記憶もどちらも、一般に「頭で覚える記憶」と言われます。これに対して「体で覚える記憶」というものがあります。ボールの投げ方や箸の使い方などです。つまりものごとのやり方を覚える記憶、「方法記憶」と呼ばれます。

年齢に適した記憶法で勉強する

子供から大人になる過程で、最も早く発達するのが方法記憶、次が知識記憶、一番遅れて発達するのが経験記憶です。中学生くらいまでは知識記憶がよく発達していて、高校生になると、丸暗記よりも、むしろ理論だった経験記憶がよく発達していきます。

数字を「10倍にする」「倍にする」「半分にする」を知っていれば掛け算は、すべて答えを出せる

26×17

26×10
26×10÷2
26×2

260+130+52=442

2ヶ月間に4回の復習がベスト

海馬の性質からすると能率的な復習スケジュールは、学習した翌日に1回目。1週間後に2回目。2回目の復習から2週間後に3回目。3回目の復習から1ヶ月後に4回目がベスト。4回の復習を少しずつ時間間隔を広げながら2ヶ月かけて行う。

毎日コツコツ少しずつが能率的

寝ている間に記憶が整理整頓され、その後の学習を促進させる「レミニセンス」

復讐の回数を少なくする方法

刺激を「シータ波」の出ている状態で与えること。シータ波は、新しいものに出会ったり、初めての場所に行ったりして、あれこれ探索しているときに生じます。反対に、飽きたりマンネリ化して気持ちが散漫になっていると、シータ波は発生しません。

興味を持っているものごとは簡単に覚えられるということになります。

喜怒哀楽が記憶を促進させる

喜怒哀楽などの感情が生まれているときには、ものごとが覚えやすいのです。