アンフェア・アドバンテージ
知っている人が得をする（知識、税金、借金、リスク、補償）
１、知識
ファイナンシャルIQが高い人たちは「ポートフォリオ所得」と「不労所得」、「税金を払わないですむ所得」のために働く。
ファイナンシャルIQが高いと、リスクは減り、税金は下がり、リターンは増える。
一番大事な言葉は「キャッシュフロー」。収入ではなく「資産」を獲得することに焦点を合わせる。
２、税金
稼げば稼ぐほどより少なく税金を支払う。
（政府がやってほしいと思っていることをやっている場合に限る）
３、借金
「OPM」（銀行、年金ファンド、個人投資家などのお金）を使うことは、Iクワドラントで税金を減らす一番いい方法。
不動産の減価償却
４、リスク
紙の資産で分散投資をしても、それは分散ではなく、悪化するのを抑制しているだけ
お金を貯めることに伴うリスクは、その人が何も学ばないこと。
もし市場の下落やお金の価値によって貯めていたお金の価値がなくなってしまったら、あなたはお金も教育もない状態に陥る。
リスクを減らす最良の方法は「コントロールする」こと。知っていることが多ければ多いほど、自分の人生や経済状態をコントロールできる。
５、補償
補償の法則
成功のためには「時間を投資」、「献身」、「犠牲」が必要（プロセス）
安全な資産とは、景気が良くても悪くても「キャッシュフロー」を生み出し、「税の優遇措置」を利用させてくれる
金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ
本書はファイナンシャル教育が持っている力についての本であり、それが与えてくれる5つのアンフェア・アドバンテージ、「知っている人だけが得をする大事なこと」についての本だ。ここではアンフェア・アドバンテージとして、「知識」「税金」「借金」「リスク」「補償」の5つがあげられている。過去数年の間に、ロバートの主張が正しいことが証明されてきた。その主張に基づく彼の斬新なアプローチは、「教育」を「応用できる知識」へと変化させ、実質的な結果をもたらすことが大切だと教えてくれる。本書は、「金持ち父さん流のやり方」で、異なる二つのものの見方や経験を対比し、本物のファイナンシャル教育がなぜアンフェア・アドバンテージを与える力を持っているのか明らかにする。