米国株オプションに挑戦

カバードコールに魅せられて

【要約】恐怖で買って、強欲で売る ローレンス・A・コナーズ (著)

恐怖で買って、強欲で売る ローレンス・A・コナーズ (著)

①RSIパワーゾーン戦略

→この戦略の発展がTPS戦略

②クラッシュ戦略

セットアップ
1、株価5ドル以上
2、直近21日間(約1ヶ月)の平均出来高100万株以上
 →流動性のある銘柄を特定

3、100日間のHVが100%以上
 →最も値動きのある銘柄だけに焦点を合わせて空売りできる

4、コナーズRSIが90以上
 →短期的に反落する可能性が高い

仕掛け
5、昨日の終値よりY%(3~5)上に指値
 →さらに買われ過ぎの価格で仕掛ける

手仕舞い
6、コナーズRSIが(20~30)以下
 →明確な定数にして検証結果を出し、そのルールを一貫する。

③ボラティリティパニック戦略

セットアップ
1、VXXの価格が5期間MAを上回る。

2、RSI(4)が70以上

3、大引けでVXXの総ポジション10%空売り。

4、仕掛けた日の終値よりも高く引けたら、20%空売り

5、2回目の仕掛けた日の終値よりも高く引けたら、30%空売り

6、3回目の仕掛けた日の終値よりも高く引けたら、40%空売り

手仕舞い
1、VXXの価格が5期間MAを下回って引けたら、大引けで決済。

VXXをトレードするシグナルにVIXを使うことについて検証した。検証結果は良かったが、VXXのシグナルとしてはVXXほど良くはなかった。

deep ITM のプット(デルタ-70以上)を買うか、VXXを空売りしOTMのコール(デルタ20~30)を買う。デルタが-80のプットを買うのは、株式を空売りしてデルタ20のコールを買うのと同じだ。違いはデルタが20のコールはデルタが-80のプットより売買スプレッドが狭いので資金を節約できる可能性がある。しかし節約できた分はVXXの貸株料で少し減るだろう。

私の意見では、VXXをトレードする際にはオプションを使ってポジションを構築するほうが安全だ。

④新高値を利用したトレード
⑤TPS戦略

ロング戦略
1、ETFは200日MAを上回る

2、2期間RSIが2日連続で25を下回れば、大引けで10%買う

3、仕掛けた日の価格よりも低く引けたら、20%買う

4、仕掛けた日の価格よりも低く引けたら、30%買う

5、仕掛けた日の価格よりも低く引けたら、40%買う
 →スケールイン
 →大引けで200日MAを下回ったときは、どんな場合でも新たに買いポジションは取らない

6、2期間RSIが70以上で手仕舞う

ショート戦略はロング戦略の逆

こちらに書いてあるすべてのロジック詳細は「恐怖で買って、強欲で売る 短期売買法」に記載されています。

「恐怖で買って、強欲で売る」短期売買法
人間の行動学に基づいた永遠に機能する戦略
エッジは恐怖と強欲から生まれる! 高勝率短期売買法
バフェットの手法の短期売買版!

ウォーレン・バフェットの投資信条とは、「他人が強欲になっているときに恐れて、他人が恐れているときに強欲になる」というもので、それを基に反復可能な手法を打ち立て、巨額な富を築いてきた。ただ、この言葉はよく聞くが、実行するのは簡単ではない。その証拠に、2人目のバフェットはいまだに出現していない。このバフェットの投資の神髄をさらに深く考察すると、「バフェットほど、人間の行動を理解している人はいない」ということになる。

バフェットは人々がストレスを受けると、不合理になることを十分に理解し、それを投資に生かしてきた。その手法を短期売買で再現可能にしたのが本書である。

1,恐怖はトレードでエッジ(優位性)を生み出す。

2,市場で恐怖が高まるほど、エッジは大きくなる。

3,強欲もエッジを生み出す。

4,メディアやインフルエンサーは多くのトレーダーや投資家に影響を及ぼし、恐怖や強欲をより高める。

5,機会損失(儲けの機会を失うこと)への恐怖は人に組み込まれた強烈な感情で、買い手にとっては、これがエッジになる。

6,バフェットが実行してきた「恐怖で買い、強欲で売る」手法は、政治的・経済的・技術的な変化が起ころうと、この四半世紀、ずっと機能してきた。

本書では、幅広い検証や実例を通して、恐怖が高まったときに買い、強欲が増したときに売ることが最も高勝率なトレード法だということを検証してきた。この手法のエッジは21世紀になってからの激動を潜り抜けてきたことでも分かるように、今後も長く残り続けるだろう。本書から示唆や刺激を受けて、ぜひ読者なりの人間の行動に基づいた「恐怖で買い、強欲で売る」短期売買手法を確立してほしい。